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2018年09月18日
不動産の窓口ブログ

賃貸経営に必要な住宅保険って?(災害への備え編)


2018年9月6日、胆振東部地震は、今まで大きな災害にあったことのない地域へ甚大な被害を出しました。

恵庭市周辺……札幌市、北広島市、千歳市などは、台風が直撃するようなことはほとんどありませんでしたし、

大きな地震が起きたこともなく、冬場の吹雪なども災害というほどの被害が出ることは多くありません。

このたびの地震や、その前日に襲来した台風で、住宅への災害リスクについて考え始めた方も多いのでは?

自分の家のことも大切だけど、賃貸経営をするオーナーさんたちにとっては物件にかける保険のことも考えなければなりません。

どんな保険が必要なんでしょうか?

「火災」だけでは足りない!?「風災」への備え


保険にも様々な補償内容があります。

多くの場合、保険の補償のメインは「火災」です。

しかし、この「火災」は発生すれば被害は甚大ですが、起きる可能性もそう高くはありません。

勿論、万が一のために保険をかけておくことは重要ですが、起こりうる損害はむしろ「風災」、北海道であれば「雪災」などが中心です。

「風災」に対する補償は多くの場合「風災、雹(ひょう)災、雪災」を含みます。

具体的には、

・台風で屋根が壊れた

・雹で付属設備の物置に穴があいた

・屋根からの落雪で窓が割れた

といったようなものが考えられます。

 ※保険会社や契約内容により補償対象になるかは違いますので各保険会社にご確認ください。

 

この他、立地によっては「水災」への補償もしっかりとつけておくべきでしょう。

洪水等による浸水や、大雨による土砂崩れが補償対象となります。

自分の物件が洪水や土砂崩れの被害に合いやすいかどうかなどは、各市区町村が「ハザードマップ」を公開しているので、一度確認してみては?

恵庭市の浸水ハザードマップは市の防災ガイドブックでオンラインでも確認できますよ!

 

また、これらには「免責(自己負担額)」が設定できるので、

「保険料は高くなってもきちんと補償してもらう」のか、

「数万円くらいなら自分で負担するので保険料は安くしてもらう」のか、

都合のよい内容を選んで契約しましょう。

 

 

賃貸物件に地震保険は必要?


さて、今回の地震で心配になった方も多い地震保険のお話です。

 

まず、地震保険は、単独でかけられるものではありません

火災保険とセットでなければ契約できず、

「火災保険金額の50%」までしか保険金額を設定できません。

これはどこの保険会社で契約しても同じです。

建物に1000万円の保険をかけた場合、地震保険は500万円。

極端な話をすれば、火事で家が全部燃え尽きた場合は1000万の保険金が出ますが、

地震で家が全損した場合は500万までしか出ない、ということです。

半損、一部損の場合は更に下がります。

 

これを聞くと、「半分では再建築も出来ないし、ローンの残りも払いきれないし、意味がないよ」という方も多いです。

しかし、仮に全損して再建築を諦めたとしても、解体と片付けにも費用はかかります。

 

地震保険は地震による揺れの損害だけでなく、

・地震が原因の火災

・津波

・液状化

・地震による土砂崩れ

の損害も補償します。

逆に言えば、「火災」であっても地震が原因であれば火災保険では対応できませんし、

床上浸水があっても地震津波が原因であれば保険金は出ません。

 

この他、

・噴火による損害

も、地震保険の対象です。

実は恵庭市、支笏三山の一つである活火山「樽前山」が噴火した場合、降灰の可能性がある地域です。

防災ガイドブック(P10-11)によると、恵庭市街地は25cm以上の火山灰の堆積の可能性があります。

千歳市は泥流・土石流の危険性も!

2000年に起きた「有珠山」の噴火でも、わずかではありますが降灰がありました。意外と身近に活火山がある地域です。

 

 

火山噴火の危険はあるか、地震で土砂崩れの危険はあるか、

地震保険の加入が必要か、地理条件なども見ながら考えるのも重要ですね!

 

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あまり賃貸経営に慣れていないオーナーさんは、保険を見落としがちなもの。

この機会に見直してみるのはいかがでしょうか?

 

今回は災害への備えをご紹介しましたが、

次回、水漏れや賠償責任への備えについてご紹介いたします。

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