恵庭市の洪水ハザードマップ状況
洪水のハザードマップは現在、「千年に1度の規模の豪雨が発生した場合」に備え、全国で改訂されていっているのですが、
恵庭市も、令和3年3月付けで改訂がされています!!
恵庭市の防災ガイドブックを手に入れよう!
恵庭市のハザードマップを確認したことはありますか?
自宅の場所や避難場所、確認したことはありますか?
ここ数年で、北海道にも豪雨による被害がよく発生しています。
令和3年3月に、いわゆる「千年に1度の豪雨」を想定した新しい洪水ハザードマップが作成され、防災ガイドブックに付帯され配布されています。
市のホームページも更新され、ネットで防災ガイドブック、洪水ハザードマップを確認できます。
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/kurashi/kyukyu_bosai/bosai_saigai/saigainisonaete/4879.html
しかし、いざというときネットに繋がる環境だとは限りません。
転居してまもないなどの理由で所持していない方は、紙のガイドブックは、
■市役所1階 市民課待合スペース
■市役所2階 基地・防災課前
■島松支所
■恵み野出張所
で配布されています。是非ご家庭に一冊所有しておきましょう!
もっと詳しく知りたいときはこちらをご参照ください。
他にも、恵庭市の洪水に関する情報は以下のサイトなどでも確認できます。
恵庭市内の主要な河川の「洪水浸水想定区域図」は、恵庭市ホームページで見ることができます。
また、国土交通省のホームページでも、漁川や千歳川の区域図が確認できます。
PDFで公開されていますが、画像もデータ量も大きいので、通信環境のいい状況で、パソコンなどで見ることをおすすめします。
見てみると「想定最大規模」や「計画規模」といった言葉がありますが、
おおまかに説明すれば、
■「想定最大規模」が、「千年に1度」のケース
■「計画規模」が、「百年に1度」のケース
と考えておきましょう。
また、家屋倒壊等氾濫想定区域については、
■「家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)」が、川が川岸を削ってしまい、非木造の家屋であっても地盤が崩れて、倒壊の危険がある地域
■「家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)」が、堤防の決壊などで流れ出た水が、木造家屋を押し流して倒壊させてしまう危険がある地域
となっています。
この対象地域の人は、家の2階に逃げても危ないので、早めに家を出て外の高台等に避難した方がいい、という目安になります。
■「浸水継続時間」は、水深が50cmになってから、50cm以下になるまでにかかる時間の想定です。
その場所で孤立・ライフラインが使用できなくなる期間の目安となります。
長時間水が引かない地域に該当する人は、自宅で避難しても孤立するかもしれませんから、浸水する前に早めに避難しておいたほうがいいでしょう。
また、国土交通省が
というシステムを公開しています。
全ての河川、全ての地域にはまだ対応していないそうですが、
どこの堤防が決壊したときに、どの地点で、どのくらい経過すると浸水がどのくらいの深さになるか…
といった、細かな情報を見ることができます。
石狩川水系である恵庭市の河川はおおむね対応していますので、自分の住居付近について確認してみると良いかと思います。
ハザードマップにすべてが載っているわけではない!
ちなみにハザードマップというのは「洪水・土砂災害・高潮・津波」といった災害リスク情報を載せるわけですが、
恵庭市の場合海に面していないため、「高潮・津波」のハザードマップはありません。
また、「ゲリラ豪雨でマンホールから水があふれてきた」といった現象が発生し、浸水が起きるニュースが流れてくるのを見たことがあるかもしれません。
これは下水道や水路などの処理能力がパンクして起きる「内水(ないすい)、雨水出水」と言われるタイプの水害で、
恵庭市ではこの雨水出水の浸水想定区域図等は作成されていないようです。
ハザードマップも「千歳川・漁川が大雨によって増水し、市内の堤防が決壊した」を想定しているとのことなので、
おそらく、内水による被害についてはあまり盛り込まれていないのではないかと思われます。
内水による浸水実績のデータなどがあまり無くて作成が難しいのかもしれませんね。
だからといって、内水による浸水が絶対に発生しないということはないでしょうから、
ハザードマップの想定区域から遠くても警戒は怠らないようにしましょう。
川のこと、起伏のこと、一度調べてみては。
恵庭市は「花」と「川」を売りにしている町でもありまして、
市街地に複数の川が流れています。
川の周辺の方は、「こんなに高さがあるから大丈夫」と思わず、避難先を調べておくべきです。
川が多いと「どっちの方向に逃げても川」という事態になりかねませんから、早めの避難を検討したり、背が高い避難場所を調べておく必要があります。
古い資料を調べてみると、昭和の頃は家が流れるような洪水が、恵庭・千歳・北広島近郊でも何度かあったようです。
そのために堤防が作られ、遊水池が作られています。
漁川ダムは川の水の量を調整して、洪水を防いでくれていますが、
状況によっては決壊を防ぐため、緊急放流される場合などもあるかもしれません。
もちろん事前に放流の告知などはあるでしょうが、あるかもしれないを常に考えておくことが大事です。
地形を調べておくのも重要です。
恵庭市は基本的には「南西が山」で高く、「北東」が低くなっている地形です。
国土地理院が公開している地図は、起伏を示した地図、地域がどのような成り立ちをした土地であるのか、なども見ることができます。
一度確認してみるのもオススメです!
かくいう私たち「不動産の窓口」の店舗がある地域も、ギリギリ水が迫る可能性がある地域です。
丁度会社の裏手がちょっとした崖になっておりまして、洪水になれば「この下までは来る可能性がある」と、想定最大規模の浸水想定区域図でもなっています。
大規模な洪水が起きれば、会社のすぐ裏が濁流にのまれるかもしれない…と思うとぞっとします。
避難場所や、水災保険の見直し、一度しておいたほうがいいかもしれません。
恵庭市の不動産会社
(株)不動産の窓口
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