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2018年12月18日
不動産の窓口ブログ

賃貸入居、知っておきたいお部屋のための保険の知識

賃貸契約にあたり、不動産会社に「住宅総合保険に加入してください」と言われたりします。

特に考えず、言われた保険に入る方が多いと思いますが、それ、どんな保険なんでしょうか?

知っておきたい賃貸物件入居に関わる保険の豆知識です。

「火災保険」?「少額短期保険」? 違いは何?

引越し先を探すAさん。いい物件を見つけて申込みをし、審査も無事に通りました。

入居にかかる費用を教えてもらったところ、保険料の文字を見つけます。

「この保険はどんな保険ですか?」

そう尋ねるとリーフレットを見せてくれたのですが…

「ううん? なんだろうこの、少額短期保険って」

 

賃貸物件を契約する際に不動産会社から勧められる保険は、

火災保険」か「少額短期保険」のどちらかになると思います。

違いは保険金額の上限だとか、保険会社の形態や規模の違いだとかあるのですが、

大まかにはこんな感じです。

 火災保険少額短期保険
地震保険つけられるつけられない
保険金額の上限特になし1000万まで
契約期間長くかけられる2年が上限
保険会社破綻リスクの備えあるない

賃貸契約は大概2年契約ですし、地震保険も「建物」にかけるのはオーナーさん側ですので、「家財だけならそんなにいらないかな」という方が多いです。

賃貸住宅に入居して、家財保険に1000万以上をかける人も、割合で考えればあまり多くはないでしょう。

 

同じような条件で保険をかける場合なら、ほぼ少額短期保険のほうがリーズナブルです。

少額短期保険を案内する不動産会社も増えてきているかと思います。

 

 

デメリットとして大きいのは地震保険がつけられないことになります。

具体的な例で、地震保険がかけられないリスクを考えてみましょう。

地震保険をかけておくと、こういった形で保険金が出ます。

400万の家財保険をかけたとします。

「地震保険は火災保険の30~50%の範囲まで保険をかけられる」ので、地震保険金額は最高200万円です。

地震が起きて家財が以下の損害だった場合…(2017年1月1日以降契約の場合

・家財全体の80%(320万~)以上 
          → 地震保険金は100%(200万)出る

・全体の60%以上80%未満(240万~) 
          → 地震保険金は60%(120万)

・全体の30%以上60%未満(120万~) 
          → 地震保険金は30%(60万)

・全体の10%以上30%未満(40万~) 
          →地震保険は5%(10万)

これは大変大雑把な計算で、実際には家財は「時価」で計算されますのでかけた保険金額より下に計算されることもありますし、一つ30万以上の美術品や骨董品・宝石などは保険対象にできません

家財の種類ごとにも出る割合が決まっていたりしますので、一概にこの金額が出るとはいかないことはご了承下さい。

「棚から食器が落ちて全部割れた、他に被害はない」というような場合、その食器がどれだけ高級品であったとしてもまず地震保険金は出ない、という認識は持っておくといいかもしれませんね。

 

少額短期保険でも、地震の被害に対していくらか見舞金のような費用がでる場合もあります。

保険会社によって違うかと思いますので、それぞれご確認頂ければと思います。

言われた通りの保険、そのまま入って大丈夫?

不動産会社にオススメされた保険がどんな種類のものか確認はできました。

でも、Aさんはこう思いました。

「少額短期保険を指定されたけど、地震保険をどうしてもかけたい」

それってできるんでしょうか?

 

結論から言えば、できます!

そもそも保険のルール上、保険の契約を強要することはできません。

賃貸借契約書に「借家人賠償付の保険の契約は義務です」という条項を作ることは今の所問題ありませんが、

たくさんある保険会社のうちから、ひとつの会社の保険だけを「絶対にこの保険じゃなければ駄目です」というのは問題があります。

 

ですから、「私は自分で探した保険にしたい」ということであれば、きちんと補償が備わっていれば、不動産会社もオーナーさんも認めなければいけません。

保険の内容が見合わないと思ったら、変更もできなければいけません。

「もっと安いのないかな」「地震保険つけたいな」と思ったら、まずは聞いてみるとよいでしょう。

 

 

それでも、オススメしてくる保険会社を利用したほうがなにかと良いケースもあります。

それは、「物件のオーナー・物件の管理会社が代理店をしている保険」の場合です。

一体なにが良いのかというと、

「オーナー・管理会社が保険の加入状況を把握している」

「オーナー・管理会社が保険がなにに対応してくれるか把握している」

ということです。

 

例えば、冬場の「水道凍結」。北海道ではありがちな事故ですが、保険によって対象になるかはまちまちです。

「10万まで修理費用が出る」「30万まで出る」「凍結は対象外」

「水道管破裂は出るけどトイレの便器の凍結割れは出ない」「便器の割れも出る」

などなど。

オーナー・管理会社がそういったことをある程度把握していれば、

「水道が凍結して水が出ないんです」と報告したとき、

すぐに「あなたはうちの保険に加入しているので、保険で対応できますね。事故報告の手続きの案内をしますね」

ということになります。

こだわりがなければ「オーナー・管理会社が代理店をしている保険」にしておくのはベターな選択かと思います。

 

 

Aさんは契約前に、「地震保険も入りたいんです」と不動産会社に伝えました。

すると、不動産会社は少額短期保険だけでなく、火災保険の代理店もしていたので、

そちらの見積もりを出してもらいました。

他の会社と比べて内容も悪くなかったので、

無事、不動産会社で希望の保険を契約することができました。

 

「賃貸契約に必要です」と言われてそのまま言われた通りに加入してしまいがちな保険。

保険代理店も「この人数・この規模の家なら、このくらいの家財が適当だろう」という統計に基づいた金額の保険をお勧めしているとは思いますので、あんまり的外れということはないかと思いますが、

人それぞれ、かけたい保険もあるかと思います。

入居の前に少しでも知識を身につけて、見合わない契約をしないように気をつけましょう!


 

わたくしども(株)不動産の窓口は、少額短期保険2社、損害保険1社の代理店となっております。

ご契約時、保険についてご希望などがございましたら、お気軽にご相談ください!

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