積雪で見えないからこそ、お隣との境界線には気を付けて!
積雪シーズン、北国では雪が覆いつくして色んなものが見えなくなります。
駐車場のライン、道路との境にある縁石、そしてお隣との境界。
見えなくなる時期はトラブル多発の時期です!
見えないボーダー、トラブルの原因に
除雪をして雪を捨てる場所がなかったり、
雪のせいで駐車スペースが狭くなってしまったり。
冬場はよくある困りごとです。
そんなときによくあるのが、
「隣から雪を敷地内に捨てられた!」とか、
「お隣の車がこちらの敷地にはみ出している!」といった揉め事です。
まずはトラブルが起きないように注意しよう!
雪が積もっていると境界がよくわからなくなってしまいますが、
だからといって、境界を越していいわけではありません。
故意に境界を越そう、という方はそうそういないと思いますので、
トラブルを避けるためには以下のような点に注意しましょう。
■可能なら、境目付近の除雪をしっかりする
隣り合った駐車場や出入り口で人の出入りが頻繁な場合は、
どこが境目かある程度わかるように、除雪をしっかりめにするのが良いでしょう。
そこまで豪雪地域でないなら境界石はなるべく見えるようにしておきたいですね。
■余裕をもって、距離を保つ
「大体このあたりが境界だろう」とは思っても、実際には見えない場合は、
雪捨てや車の駐車は境界ギリギリにせず、なるべく余裕をもつようにしましょう。
なるべく、自信をもって「確実に、ここはうちの敷地です!」と言える範囲だけ使うようにしたいですね。
■迷惑をかけそうなら、お隣さんに事前にご挨拶
夏場の時点ですてに駐車スペースがギリギリで、冬は頑張っても迷惑がかかってしまうかも…なんて場合は、
先に「ギリギリなので、雪が多い日はご迷惑かけるかもしれません。なにかあったらご連絡下さい」と事前に挨拶しておくだけで、相手の心証も変わります。
お互いの譲り合い、コミュニケーションも大切に
積雪地での生活、近隣住民との助け合いも大切です。
近隣の人が困っていたら、無理のない、可能な範囲で協力しあいましょう。
しかし、
「お隣さん、敷地のこっち側はあんまり使ってないから雪を捨てさせてもらおう」とか、
「雪で車の出入り口が狭いから、お隣さんの敷地踏ませて貰おう」などと、
軽い気持ちでやってはいませんか?
「お互い様」「譲り合い」「助け合い」
という言葉で、許して貰えると思ってはいませんか?
譲り合い助け合い、の前にはまずコミュニケーションが必要になります。
いきなり、何も言わずに隣家の人が自分の敷地に入ってくる、何かものを置いていく、といった行為は、人によっては大変恐怖を感じます。
黙っていたら、どんどん侵食してくるのではないかと不安になります。
人によって許容できる範囲というのは違いますから、
「私だったら気にしないけど」
という価値観が、誰にでも通じるわけではありません。
先に、「雪捨て場に、駐車スペースに、困っているんです。使っていないスペースであれば、少しだけそちらの敷地側に寄せさせてもらえませんか?」
などと、まずは相談を持ち掛けるべきです。
勇気を出して相談して、結局断られる可能性も大いにありますが、それは仕方ありません。
人それぞれの事情というものがあります。
除排雪は有料のサービスなどもありますので、うまく活用して敷地内に収めるようにしましょう。
また、「去年、許可を貰った」という場合も、去年と今年で事情が変わっている場合もあります。
雪の季節になったらまた再度確認をとるようにしましょう。
毎日の除雪作業、雪捨て場、積み上げられた雪による視界の狭さ、落雪などなど…雪の多い地域では日々大変なことが多数ありますが、
周囲に迷惑をかけないよう努力するとともに、
周囲と協力をするための日頃のコミュニケーションも大切にしていきましょう!
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