マンションのベランダは「避難経路」としても重要!常日頃片付けを行いましょう!
一定規模以上のマンションは、災害時に「二方向の避難経路」が必要とされており、
多くのマンションでは、ベランダ・バルコニーに避難器具などが設置されています。
ベランダの管理は専用使用権のある部屋の居住者が行います
マンションで暮らしていると、定期的に消防点検が入るかと思います。
火災報知器などの点検の他に、ベランダやバルコニーを確認され、
「通路を塞がないようにしてください」
などと言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
一人暮らし用でベランダをあまり使わないような層の方向けの物件であっても、
一定以上の規模のマンションだと、大概ベランダ・バルコニーはついています。
ある程度の規模の建物には建築基準法や消防法で「2方向避難」を作らなければならないと定められており、
その経路を作るのに便利だから、というのも、ベランダがついている理由の一つです。
ベランダを使うにせよ使わないにせよ、住んでいる部屋についている以上は管理が必要です。
ベランダは、避難時に通り抜ける経路にもなることから「共用スペース」ではあるのですが、
基本的には部屋を通り抜けないと入れない場所ですから、ベランダ・バルコニーには「専用使用権」という権利があり、
部屋の居住者が、管理をすることとなります。
掃除をしたりするのは、居住者さんの役割です。
物置ではありません!使う場合は都度片付け、整理整頓を!
そういったわけでベランダ・バルコニーのついているマンションに住んでいる方は、
避難器具や、隣のベランダへ抜けるための板(蹴破り戸、などの名称で呼ばれています)などを見たことがあると思います。
2020以降、コロナ禍で外出できない分、ベランダやバルコニーで外を楽しむ、
季節によってはベランダでリモートワークを…
といった形の使われ方も多くなったと聞き及びます。
もちろん活用自体は問題ありませんが、
いざというときのために、都度片付けて道を塞がないようにしなければなりません。
普段は人の目につきにくい場所ということもあって、
ベランダ・バルコニーに多くの物を置いてしまう、ことはよくあります。
ベランダに全く物を置いてはいけない、ということはありませんが、
ベランダ・バルコニーは専用の使用権を認められたスペースではあるものの、同時にマンション全体の共用スペースでもあり、居室や、物置のように使用してはいけません。
万が一の場合に避難経路を塞ぐことのないよう、注意が必要です。
洗濯ものを干す竿や台、
プランターや植木鉢などの植物を置かれる、などのケースも多いかと思いますが、
特に問題になるのが「ゴミ」です。
ゴミの収集日まで日数があり、室内に置いておくと邪魔だし臭いが気になる…などと、ベランダに溜めこむ方がよくいらっしゃいます。
これによって避難経路が塞がるというだけでなく、
臭いは自分の部屋にいる分には快適かもしれませんが、他のお部屋の方へのご迷惑になるというケースが多々あります。
また、カラスなどの動物が寄ってくる原因にもなります。
災害はいつやってくるかわかりません。
常日頃から自分や近隣の人がどういった避難ルートを使うのかを意識し、
避難経路を片付けるよう心がけましょう!
また、避難経路上に不具合などを発見したら、管理者にすみやかに報告をお願いします。
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