オンラインで契約できる時代、「部屋を実際に見ないで決める」リスクに注意!
部屋を探すのもネットで、内覧も現地に行かずにカメラを通して確認、
実際に引越しするまで部屋を見ない、というケースも多くなった時代ですが、「実際に見ると思ってたのと違う…」が発生するかもしれませんので、注意が必要です。
見ないで決める、は珍しいことではないけれど…
「部屋を実際に見ないで契約を決める」ということ自体は、新年度からの学生さんや新入社員さんなどに多く、
「退去完了していないので内覧できないが、問い合わせが多い物件なので退去まで待っていたら他の人が決めてしまう」だとか、
「遠方からの引越しなので交通費や時間の都合で見に行けない」
などの事情で以前からよくあることではあるのですが、
ちょっと足を伸ばせば見に行ける、という場合でも、
ビデオ通話などを利用して、カメラを通して物件を見て部屋を決める、というようなケースも多くなってきたように思います。
便利ですし、どんどん活用されるべきだと思いますが、
「実際に見て、部屋に入って見ないとわからないリスク」というのは存在します。
直接見ずに決める場合には、リスクも含めて決定しなければ、
引っ越してから後悔することになってしまいます。
目で見てもわからない部分や、部屋の中だけ見てもわからない部分に落とし穴があるかも
「見ないで決める」は、特に人の出入りの激しい東京などの地域では当たり前に行われていますし、そうでなければ入居できないことも多いです。
しかし、昨今のカメラは性能がよくなったとはいえ不動産屋やオーナーすべてが最新のカメラを備えているわけでもないですし、
逆に最近だとAIによる画像補正が自動で入ってしまうといったケースも存在します。
自分の目で見ないと見落としてしまう部分は多く、
視覚以外の感覚でわかるもの、というのも存在します。
例えば、
思っていたより狭い、広い、小さい、大きい、自分の体に合っていない。
カメラ越しにはわからなかったけど壁紙が古かったり建具の塗装が剥げている部分などがある。
日当たりがよくない。逆によすぎる。
床が少し傾いている、踏むときしむ音がする。
ドアのノブがかたい、たてつけが悪い。
下水やカビなどの臭いがする。
隙間風がある。
近隣で飼育・生育されているため動植物などのアレルギー症状がでる。
物件は問題ないが、騒音や治安などの建物周辺の環境があまり良くない。
などなど……
不備や故障であれば入居後に直して貰えることもありますが、
「周辺環境が合わない」などの物件と関係のない部分はどうしようもありません。
特にリスクが大きい部分などについては不動産屋もある程度説明するべきですが、
人によってどの程度気にするか、というのは個人差も大きなものです。
多くの人は気にしない部分だけど、自分にとっては気になって仕方ない…ということもあるかと思います。
現地に行かず、見ないで決めるリスクを踏まえた上で契約をする…
つまり「自分と合わない部分があるかもしれないけど、見ないで契約した以上はある程度は仕方ないな」と受け入れる覚悟が必要になってきます。
不安な部分は聞いて、調べてから契約しましょう!
もちろん、明らかに建物や設備に問題があり、
生活に支障が出るレベルなのになんの説明もなかった、というのであればそれは「仕方ないな」と受け入れる必要はありません。
ですが、「ちょっと思ってたより壁紙古いな…」といったような、生活上支障がない部分については受け入れざるを得ないかと思います。
極力、直接見て頂くに越したことはありませんが、
どうしても無理な場合は、気になる部分についてしっかりと質問するようにしましょう。
特に築年数の古い物件、賃料の安い物件などは注意が必要です。
また、周辺の環境などについても良く調べてから、契約するようにしましょう。
北海道恵庭市(株)不動産の窓口では、LINE通話などによる内覧も可能ですが、
一部の修繕不可能な不具合がある物件など、
直接のご内覧をいただけない場合はお申込みをお断りするケースもございます。
ご了承ください。
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