50年以上前に友人5人で共同(共有)名義で買った苫東(北海道苫小牧市)の原野は売れるのか?または処分することは可能なのか?
苫東開発が成功していたら、この土地は化けていたかもしれませんね。
今は苫小牧のゴミの埋め立て地の隣の原野となっています。
公道との接続もありませんので土地としての価値は少なく、販売するのは難しい土地です。
ご相談の結果、弊社にてお引き取りすることとなりました。
共同購入した土地、処分の際のポイントは「連絡が取れるかどうか」
さて、50年以上前に、親族共有ではなく、昔の友人、会社の同僚と共同で購入した土地の売却、処分は簡単なことでしょうか?
結論から申し上げますと、親族であれ、友人であれ、同僚であれ、やることは一緒なので難易度は同じです。
大事なことは、連絡が全員と取れるか?ということです。
苫小牧市字柏原の土地をお引き取りいたしました。
今回のご相談者様は5人全員がお元気だったため比較的簡単にお引き受けすることができました。
50年以上前にご購入された当時の住所と変わらない人は一人もいませんでしたので、
まずは全員の住所変更(表示変更登記)の手続きをしていただきました。
(登記簿上の名義人は、現在お住まいの住所と氏名が合致していなければなりません)
その後(または同時に)、所有権移転登記が完了すれば、すべてのお手続きが完了いたします。
不動産の生前整理は「時間が解決」はしません!むしろ困難度が増します‼︎
今回は5人全員がお元気でしたが、40年以上経過すると、お亡くなりになられてる方、認知症になられてる方など様々です。
5人のうち1人でもお亡くなりになられていた場合は、その方の相続手続きが完了しなければ、この土地自体を売ることも、処分することもできません。
時間が経てば経つほど、1人が2人、2人が3人にというように、お亡くなりになられた方すべての相続なくして、どうすることもできなくなってしまいます。
想像してみてください。
5人のうち、2人が既にお亡くなりになられていて、それぞれにお子様がいる、そして、お孫さんもいる。
お子様もご存命とは限りません。
音信不通かもしれません。
当初は仲の良い5人組で購入した土地も、今では権利者が10人になってるかもしれません。
しかも、知らない間柄で、簡単に連絡も取れないかもしれません。
これは「時間が解決」など絶対にしません。
むしろ「時間」は、より権利関係を複雑にし、難易度を上げる以外なにものでもありません。
不動産相続、不動産売買、不動産買取、原野山林買取、負動産処分は
不動産の窓口までご相談ください。
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