枝が伸びたり、風で倒れたり…トラブルが起きる前に庭木の管理をしましょう!
庭木の枝葉が伸びることで発生するトラブルはいくつもあります。
隣の敷地に入ってしまったり、虫や枯葉などが周囲に迷惑をかけることも。
また、背の高い木は、台風による強風などで折れて大きな被害を出すこともあります。
家よりも背の高い木が台風で倒れた事故
大型の台風が北海道に上陸したある年、
弊社が管理する賃貸住宅で、強風で庭木が倒れたことがありました。
不幸中の幸いと言えばいいのか、道路側にある電線によりかかってくれたおかげで、
2階建ての屋根を越すような背の高い木でしたが、家や、周囲のものを壊すようなことはありませんでした。
倒木による停電も周囲一帯が…というわけではなく、住宅への引きこみの電線への干渉でしたので、一軒だけのものでした。
いっそ完全に倒れていてくれればチェーンソー等で切って素人でも対処ができたのかもしれませんが、
電線にひっかかっているので、高所作業ができる設備がないと、手出しができない状態でした。
が、台風直後で木を処理できるような業者は、どこも道路を塞いでいる倒木を処理するために駆り出されて手一杯。
電力会社は「木をどかしてくれればすぐにでも停電復旧をします」というものの、
その木をどかせる設備も業者もない…という状況で、
他にも多くの管理物件で風災被害があった中、
対応に追われながらもその日のうちに木を撤去してくれる方が見つかったのは、本当に運が良かったです…。
伸びすぎ注意!庭木の高さはどのくらいにすべき?
こういった事故を防ぐためには、日ごろからの庭木の管理が大切です。
生垣ならともかく、観賞用の庭木は伸びるだけ伸ばしっぱなしだ…という方も多いと思います。
庭の広さや、植えてある位置にもよりけりですが、どんどん伸びていくと、
・隣や道路への越境
・道路看板や電線などの公共物を隠したり、接触してしまう
・日照への影響
・落ち葉や花、種子、虫などが飛んでいく
といった問題が出てきます。
また、前項でお伝えしたように、育てば育つだけ、もしも倒れた際の被害が大きくなります。
庭に植える樹木の高さに制限等はないのですが(地域により条例とかあるかもしれません)、
伸びた際の周囲への影響や、管理のしやすさを考えると、
家の高さよりは、低くしたほうがいいのではないかと思います。
屋根より高いところを剪定するのは手間がかかりますから、
「どうしても2階の部屋の目隠しにしたい!」「風が強い地域なので、防風として必要!」
といった事情がないなら、低めで保つのが良いのではないでしょうか。
背が低ければ安定してくれますから、強い風で倒れる可能性も下がります。
借りている家の場合、庭木の手入れはどうすれば?
持ち家であれば当然自分で手入れをする必要がありますが、
借りている家だという場合はどうでしょうか。
借家であれば、元から植えられていた庭木についてはオーナーさんの所有物ですので、手入れに関しては確認が必要です。
下手に手を入れられたり根元から切られては困るから自分でやる、というオーナーさんもいらっしゃいますし、
こだわらないので最低限自分で手入れして欲しい、というオーナーさんもいると思います。
勝手に切ることで、「オーナーの資産を傷つけた」と問題になる場合がありますから、きちんと確認をとっておいたほうが良いでしょう。
逆に、庭木や雑草をほったらかしにしておくことで、「入居者がかりているものを適切に管理する義務を怠った」と言われるケースもあります。
庭付き一軒家を借りる場合は、庭木をどう管理するか事前に確認したり、
伸びてきて周囲に影響が出そうな場合は報告を入れる、といった対応を忘れないようにしましょう。
北海道恵庭市の不動産会社
(株)不動産の窓口
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