窓はいっぱいあっても困る!お部屋選びは窓の配置も要確認
お部屋の日当たりを気にする方は多く、そしてやはり窓が大きかったり二方向にあったりすればお部屋は明るいものです。
しかし、大きすぎても、多すぎても、それはそれで困りものです。
明るいお部屋は素敵だけれど…?
日当たりが良く、部屋が明るいといいことがたくさんあります。
ベランダがなくて室内干しをせざるを得ない部屋でも乾きやすいですし、
結露・カビの発生も暗い部屋よりずっとしにくいです。
照明や日中の暖房をつけずに済むので光熱費も抑えられるでしょう。
しかし、窓はいっぱいありすぎても困ります。
建売住宅を買うときや、賃貸物件を借りる時、
どんなところに注意したらいいか、チェックしましょう!
家具は置けるかどうか
通常、窓を塞ぐように家具を置いたりはしません。
置く方もいますが、窓の開け閉めがしづらく湿気が籠ったり、
採光面積が減ってしまって折角の窓がもったいないことになってしまいます。
一つの部屋の、二方向以上に窓があったりすると、その分家具を置ける「壁際」が少なくなります。
ソファにテレビに食器棚、ベッド、机…。
家を買ったり借りたりする前に、入れる予定の家具家電が窓を塞がず置けるかどうか、想像してみましょう。
寸法がわかっているならメモやメジャーを持って内覧したり、
縮尺のしっかりした間取り図と照らし合わせてみたりすることも大切です。
暑く、寒くなりすぎないか
全面がガラス張りのサンルーム、暑いですよね。
冬は暖かいかもしれませんが、陽が入りすぎると夏はビニールハウスのようになってしまいます。
また、窓は壁よりもずっと冷気が伝わってきやすい場所です。
窓に冬場結露ができるのも、窓が冷たいから。
大きな窓は、部屋を冷やす要因になるかもしれません。
それから、蔵書がたくさんある方も日光は本を日焼けさせたりしますから、
本棚の向きや日よけの方法を考えたほうがいいでしょう。
パソコンなども熱に弱いので、直射日光があたる場所に置くのは避けたいですね。
部屋の向きが北なのか、西なのかなどによっても差異があります。
地域や、窓の構造、窓の外に日よけを立てかけるようなことができるかどうか…
といったことも気にかけてみましょう。
外からの目は気にならないか
アパート・マンションで「窓が共用廊下側についている」ことはよくあります。
すりガラス等になっていることが多いですが、そうでない場合はカーテン等で目隠しをする必要があり、
レース等のカーテンをすれば気にならない…という方ならいいのですが、
人によっては日中でも遮光カーテンを閉めっぱなし、という方もいらっしゃいます。
廊下側に窓があってもいいけど人が通らない角の部屋を…という要望をされる方も多いですね。
一階のお部屋や、向かいに丁度窓がある部屋など、外側から室内が見えるケースは多々あります。
特に女性の一人暮らしの方などは、望遠鏡やカメラを使って覗かれる場合だってありますから、重々用心するべきです。
男性だって絶対されないわけではありませんから、注意するに越したことはありません。
周囲の治安等も含めて、外からどう見えるかも確認してみると良いかと思います。
構造上、地震に弱くないか
窓の入っている部分というのは柱や「すじかい」などが入れられない「構造上弱い部分」です。
鉄筋コンクリート造であれば柱自体が頑丈なのである程度は問題ないでしょうが、
木造住宅で、部屋の壁面に対して窓の占める割合があまりに多い、
というような部屋は、地震に対しては強くない部屋かもしれません。
ある程度規格化されているアパート等では、木造なのにそんなに窓ばかりの部屋にあたる可能性は低いと思いますが、
古い一戸建て住宅を賃貸に出している…といった物件では、時折妙な間取りの部屋というのもあるものです。
木造の「壁のほとんどが収納と窓」「大きなコーナー窓がある」といった部屋が気に入った場合は、
1981年6月1日以降の「新耐震基準」で建てられているか、
更には2000年6月1日以降の「2000年基準」かどうかなどを確認してみましょう。
もちろん、どんな物件であっても100%地震で崩れない、とは言えませんが…。
何に困るか、何が危険かは個人差があります。
私が以前住んでいたマンションにあった窓なのですが、
床からの3~40cmのところに、高さ140cmくらいの窓がありました。
縦長の開き窓で、細くはありましたが横になれば普通に人が通り抜けられるような幅です。
2階のお部屋だったんですが、この窓に、柵がないわけです。
一応中央当たりにポールがありましたが、普通に潜り抜けられてしまいます。
ベランダに繋がってるわけでもありません。
大学生向けマンションだったので、少なくとも18歳以上の人間しか住まないことを考えれば、危険性は低いのかもしれませんが、
子どものいるファミリー層向けのマンションで、こんな窓があったらとんでもない事故につながる可能性があります。
生活スタイルによって、何が危険になるか、必要になるかは変わります。
どんな風に暮らすのか、お部屋選びの際はじっくり想像してみてくださいね!
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