「設備をもっと良くしてほしい!」入居者の要望にはどこまで応えたらいいの?
「照明器具をLEDのに変えてほしい」「もっと防犯性能の高い鍵にしてほしい」「エアコンつけてほしい」
などなど…入居者さんから設備を良くしたり新しくつけて欲しいという要望、
「どこまで要望に応えたらいいんだろう…」とお悩みの賃貸オーナーさんがたくさんいらっしゃると思います。
設備をもっと良くして…って、やらなきゃいけないの?
設備は段々と古くなり、そして技術はどんどん進んで行く中で、
古いアパート・マンションなどの設備を「新しい、もっといいものにしてほしい」という要望が、入居中の方から来る場合があります。
多くの場合はもう古くなって調子も悪いから、変えるならもうちょっといいものにしてほしい…といったケースが多いですね。
「インターホンが鳴らなくなったけど、交換するならモニター付きにしてほしい」
だとか。
しかし、現在ついている設備と同じものなら交換は数千円なのに、要望するものをつけようと思ったら数万かかる!なんて場合、
「一体どこまで要望に応えればいいのだろう」
「オーナーが負担しなきゃいけないことなのかな?」
とお悩みになる大家さんは多いです。
価値を保つためにも、ある程度のアップデートは必要!
設備を使えるようにすることはオーナーの義務ですが、
それを「もっと良いものにすること」は特に何も定めがありません。
が、安いもの、技術的に古いものばかりを使っていては物件の価値は下がっていってしまいますし、
入居者さんも離れて行って、次の募集の時には家賃を下げなければ入居が決まらない…ということになってしまいます。
ですから、ある程度の設備アップデートは必要経費と思って負担するべきでしょう。
「でもそれって、どの程度のことをやればいいの?」
という方は、「近隣で同じような家賃の物件の募集情報」を調べてみるのがいいかもしれません。
うちにはついていないけど、すぐ近くのマンションでは同じ家賃でついている…なんて場合は、つけてあげると良いのではないでしょうか。
また、「テレビアンテナの端子」などが古くて今時使われるタイプじゃない…なんてケースの場合はなるべく変えてあげましょう。
相応じゃない設備は断ることも大事です。
モニタ付インターホンくらいなら、あまり大きな負担にはならない設備のほうかと思うのですが、
中には「エアコンをつけてほしい」であるとか、「断熱の窓にしてほしい」とか、「今の設備を省エネのものに変えてほしい」とか、
そこそこ費用がかかる要望を言われることがあります。
これも前項同様、同じ家賃帯の物件に同等の設備がついているかどうかが判断基準の一つになると思います。
こういった設備のついている物件と大きく家賃に開きがあるなら、「取り付けるなら家賃を上げる」と交渉するのもいいかもしれません。
ある程度のアップデートは必要経費とは言いましたが、
賃料的に不相応な設備について断ることも大切です。
人の「住」を提供しているわけですから、赤字になって途中で潰れてしまう、お金がなくて必要な修繕ができなくなる、というようでは入居者さんも困ります。
どのくらいの期間で元が取れるのか、耐用年数はどのくらいか、先を見て計算をする必要があります。
最新の設備が欲しいのであれば、そういった設備のついた物件に引っ越す、という選択肢が入居者側にはあるのですから、
「この賃料だから、このくらいの設備しかないよ」というのを入居者さんに理解してもらうしかありません。
健康に影響が出る設備は、なるべく設置に協力を。
設備によっては入居者の健康状態などに影響がでるものもあります。
特に、昨今は夏の暑さが厳しく、エアコンがついていない部屋で熱中症等になる危険性が増しています。
エアコンは自治体によっては高齢者などに対し、エアコン設置の助成金を出している場合もあるので、そちらを案内してあげるのもいいかもしれませんね。
熱中症による死亡事故などもよく聞かれますので、少なくとも入居者自己負担での設置については、なるべく許可してあげましょう。
つける許可をする場合は、退去時どうするか等を先に取り決めておきましょう。
↓こちらも参考にご覧ください。
▶ 借りている家やアパートにエアコンをつけるにはどうしたら?
場合によってはエアコンの設置に100Vから200Vへの「電圧変更」が必要な場合があるかもしれません。
古い建物では設備が対応していないため、電圧変更の工事にそれなりにお金がかかることがあります。
エアコン設置に必要な工事とはいえ、建物本体の設備への工事になるため、これを入居者さんに負担していただく、というのも少々難しい部分になってきます。
ただ、一人暮らしの古い小さなアパートでは、大概は100Vのエアコンで事足りるのではないかと思います。
本当に200Vのエアコンが必要なのかはよくご確認されたほうがいいでしょう。
断熱や省エネの設備なども、「燃料費を渋って低体温症になる」「風呂場でのヒートショック」といった事故を防ぐことに繋がりますので、
補助金などを利用してつけてあげられる余裕があれば、つけてあげたいところです…。
「家賃」だけじゃない判断基準!
ここまで「家賃基準の考え方」をしてきましたが、
「長く住んでくれているから」「今まで家賃が遅れたことがないから」といった部分も一つの決め手になるかと思います。
もっと長く住んでいてほしい人の要望には、無理のない範囲で応えてあげたいですよね。
日頃の行いが良い方にはオーナーさんも何らかの形で利益を提供すれば、長く住んでくれて、また、より良い人たちが物件に集まってくれる可能性もあります。
設備の修繕・交換も入居者さんとのコミュニケーションの一環として捉え、よりよい関係づくりに使ってみるというのも、
個人間のやりとりを避けがちな今の時代に合った賃貸オーナーのやり方かもしれません。
北海道恵庭市の不動産会社
(株)不動産の窓口
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