「検索で上位に出てきた水道業者による高額請求」の啓発が進められています!
東京都下水局の出した啓発ポスターが話題になっています。
「ネット検索で上位にでてきた業者が優良とは限らない」という喚起内容もさることながら、
ポスターに描かれた状況がかなりインパクトが強いため、「この状況で慌てないのは無理では?」と一部で笑いを誘っていました。
ネット検索上位、ポストに入っているマグネット広告…などの業者は要注意!
— name (@tocho_gesuido) YYYY年MM月DD日
個人による「ネット検索で出てきた水道業者にトイレつまりの修理を頼んだら、十数万もかかった!」
というようなトラブル報告、注意喚起はインターネット上には何かと多いのですが、
それはインターネットでの情報収集に慣れている人の目にしか留まらず、なかなかその他大勢の方へ届かないものです。
こうして東京都が大きく注意喚起をするということは、それだけ被害が増えているのでしょう。
東京都に限らず、各地で注意が必要です。
一概にすべての検索上位の業者が…というわけではありませんが、素人にはその判別をつける方法がありません。
なので、ネットで調べるにしても検索方法を変えることをおすすめします。
多くの自治体では、「自治体が指定する水道工事事業者」というのがあり、
日曜祝日などの当番業者が定められていて、
広報誌や、ホームページなどに掲載されています。
「水漏れ 修理」などと検索するより先に、
まずはお住まいの自治体の水道局・下水道局について検索してみましょう。
また、家のポストに入ってくるようなマグネットの広告なども要注意です。
なんとなく冷蔵庫などに貼られている方も多いですが、高額請求トラブルがよく起きています。
賃貸住宅では、管理会社に連絡せずに手配した修理は、自己負担になる場合があります!
ポスターにも記載してありますが、
賃貸住宅の場合は、まずは管理会社やオーナーさんに連絡を入れましょう。
賃貸物件の場合、原因が老朽化などであればオーナー負担での修理となりますが、
入居者が自分で修理を手配して高額請求が発生した場合には、オーナーに負担してもらえるわけではありません。
そもそも、賃貸住宅で故障などが発生した場合はオーナーへの報告をする必要があり、
その上で、オーナーが修理業者を手配するのが一般的です。
緊急性が高い状況で、連絡がつかない…ということがあれば、やむを得ず自分で修理を手配しなければならないこともあるかもしれませんが、
「自分で手配した以上は、自己負担で」ということになる可能性は非常に高いです。
(「オーナーの持ち物なのに!」と思うかもしれませんが、逆の立場になって考えれば、自分がいつも使っている業者なら1万円で直る工事を、入居者が自分で手配した結果10万円かかったので10万円を払ってくれ、と言われたら、多くの方は納得いかないと思います。)
場合によっては、夜間や休日で管理会社に連絡がつかない場合は使用を控え、営業開始の時間を待つことも必要かもしれません。
水漏れが起きている場合は、元栓を閉めるなどの対処を行いましょう。
※参考:水道凍結が起きたときの対処法 破裂している場合は元栓を閉める
北海道恵庭市での水道トラブルの連絡先は
尚、弊社のある北海道恵庭市では水道・下水道のホームページで、指定業者の一覧を公開しています。
水道の漏水や凍結などの「給水」部分の指定業者は ▶こちら
トイレの詰まりや流れが悪いなど「排水」部分の指定業者は ▶こちら
また、日曜・祝日の当番業者への電話窓口の一本化をしており、
どの業者が当番を行っていても、同じ電話番号で繋がる仕組みとなっています。
▶日・祝日等における水道・水洗トイレ(修理等)・漏水などの当番について
多くの自治体でこのように業者が公開されておりますので、他の地域にお住まいの方も、各自治体ホームページなどをご確認ください。
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