雑草が伸び放題になってしまった家の事情
ここ数年は恵庭市内各所を巡っていると、雑草だらけの家、というのが以前より増えたような気がします。
管理しきれなくなった庭
不動産屋スタッフ、という立場にいる以上、商品やお客様になりうる「空家・空き地」というものの存在には敏感になりがちです。
管理アパートを訪ねる際などにも近隣を見ながら、
ここにあった空き地最近どうだろう…とか、
冬場なんかは除雪がされてないからここ空き家かな…とか、
結構気にかけて見ています。
夏場は「雑草の生え具合」というのも空き家の指標の一つでして、
道路にはみ出るほど伸び放題になっていると「空家かな?」と思ってしまったりするのですが、
見ると車が停まっていたり、玄関まわりはそれなりにキチっとしていたりして、
草が伸びてるだけで、ちゃんと人は住んでいるようでした。
ここ数年、そういった住宅を以前よりよく見かけるようになった気がします。
弊社相談役の永山は、雑草除去や木の剪定などをしているのですが、
依頼を受けた家のみならず、その近隣でも草木が伸び放題の庭に遭遇することが多く、
話を聞いてみると高齢の方が伴侶を亡くされて一軒家に一人暮らしになり、庭の管理ができなくなっている…との話をしておりました。
他にも色々な理由がある方がいらっしゃるでしょうが、亡くなられたり、ご入院などがあって、一軒家に一人暮らしの状態になっているご高齢者は多いようです。
ただ住んでいる方が面倒くさがってしていないだけならまだいいのですが、
以前は綺麗にしていた庭が、そうやって手を掛けられなくなっていくのはちょっと物悲しいものがありますね。
また、庭が荒れたりすると虫や動物などが住みつきやすくなるので、そちらの害も考えられます。
北海道とはいえ、シロアリなんかもいないわけではないですからね。
高齢化社会、今後もこういった「庭を管理しきれない」ということは増えていくのかな、と思います。
我が家にしたって、親がいなくなったり、動けなくなったら、庭を管理しきれるかと言われると怪しいところです。
庭を管理する方が元気なうちは皆の目を楽しませる美しい庭だったものが、
とたんに厄介ものになってしまうという、世知辛いですね…。
関連した記事を読む
- 2024/11/21
- 2024/11/18
- 2024/11/13
- 2024/11/07