「自分の住んでいるアパートの管理会社」がわからないときの調べ方。
■当社では管理会社は調べられません■
私たちは管理会社を調べるための、特別な手段を持ち合わせているわけではありません。
このブログ記事は、「自分で調べられる方法を案内する」記事です。
当社にお電話頂いてもご回答できません。
お問い合わせ頂くのではなく、下記の方法をご確認ください。
ある日、「今、自分が住んでいるアパートの管理会社がわからないんです。どうしたら調べられるんでしょうか…」と、ご相談のお電話がきたことがありました。
知らないアパートの管理会社を調べるのは、時間と手間がかかります…。
お部屋の設備に不調があって、管理会社に相談するべきだ、と思ったまでは良かったようなのですが、
今まで連絡をしたことがないので、管理会社がどこのなんという会社なのか、連絡先もわからない! というのです。
どうしたものかと悩んだ結果、相談に乗ってくれそうだ、と思って頂けたのであれば大変ありがたいことです。
ですが、ご連絡を頂いたのは、まったく門外漢の地域。
仮に地元のアパートであったとしても、私たちも全てのアパートの大家さんや管理会社を把握しているわけではありません。
ご住所等お伺いすれば、ある程度は調べられないというわけではありませんが、
時間もかかりますし、お金だってかかるかもしれませんから、
それを「ちょっとしたご相談」の範囲で行うというわけにもいきませんしね…。
ネット検索は「管理者」探しにはあまり役立たない
さて、
「自分の住んでいるアパートの管理会社がわからない」
ということで、状況的に私たちが調べる、というわけにもいきませんでしたので、ご自分で調べられる方法についてお伝えする形になりました。
ご相談者様はインターネットでアパート名などを検索してみたものの、
管理会社の情報は見つけられませんでした。
実際、「これらは私たちの管理物件です」と一覧をネットに掲載している会社というのはあまり多くはありませんし、
ネットでの検索をすると、「過去に空室を募集していた時の情報」などなどが大量に出てきてノイズになり、結果は芳しくありません。
契約書など、契約時書類を確認する
一番手っ取り早い方法は契約書などの書類を確認することです。
管理会社が契約書の貸主の記名押印欄などに、「代理」として判を押している場合もありますし、
そうでなくてもどこがしかに管理会社名と連絡先は書いてあることが多いです。
また、契約時に「入居後連絡先」のような形で別紙で貰っているものを、契約書と一緒に保管してあったりします。
が、今回のご相談者様は、契約書を紛失されてしまったのか、手元にはないということでした。
契約書は極力、お手元で、紛失しないように保管しておくのをお勧めします。
周囲に看板などを掲げていないか確認する
管理会社は、自分の管理アパートや管理マンションには、看板などを出していることが多いです。
大概は、外側、道路に面した側から見えるようにつけているか、
マンションなど集合玄関がある場合は、その付近が多いです。
あるいは掲示物などを貼り出すスペースがあれば、その掲示物に管理会社について書いてあるかもしれません。
ですが、あいにくそれらしいものは見当たらないとのこと。
次にいきましょう。
仲介会社に聞く・周囲の人に聞く
賃貸アパートであれば、アパートの契約時に仲介会社を挟んで契約はしていますか?
仲介会社は、契約書の控えを自分達の分も保管しています。
自分が契約した時の仲介会社がわかれば、そちらに聞くのがよいかと思います。
今回のケースでは契約について代理の方にほとんど任せていたようで、どこで契約したのかもよく覚えていないとのこと…
ううん、難しくなってきました。
この際、自分が契約した不動産仲介会社じゃなくても、ネットで検索したり、あるいは空室の窓に募集広告が貼ってあったりします!
募集しているからには大家さん・管理会社さんについて知っているか、あるいは管理会社自体が募集している場合も当然あります!
そちらに連絡をとってみる、というのも一手です。
空室募集以外の問い合わせについてきちんと回答してくれるかどうかについては、会社によりけりという形にはなると思いますが…。
また、管理「会社」であればともかく、個人オーナーさんなどの場合は個人情報にあたるため、仲介会社は簡単にご回答するわけにはいかなかったりもします。
電話で問い合わせたらすぐに回答がもらえる、とは思わないほうがよいでしょう。
ご近所づきあいがあるのであれば、お隣の部屋の方などに聞くのも手っ取り早いかと思います。
そうはいっても、特に一人暮らしの方などは、ご近所づきあいなどもあまりしないのかとは思いますが…最近は生活リズムも皆さんバラバラなことが多いですしね。
「どうしても」の場合は「所有者」を調べることはできます。
こちらは最後の手段なので、お電話頂いた際にはお話しなかったのですが、
法務局で建物の謄本(登記事項証明書)を取ると、少なくとも「所有者」はわかります。
謄本には、土地の住所や建物の面積、
それから現在、所有者として登録されている人と、その人の住所が記載されています。
どうしても、どうしてもわからない! ということになったら、
最悪の場合、謄本に記載された所有者さんの住所に「こちらのアパート・マンションの居住者ですが、管理会社がわからなくなった」と連絡をとる、という手段が残されています。
が、謄本の取得には数百円ですがお金もかかります。
そもそも所有者さんが亡くなられたばかりだったり、相続に決着がついていなかったり、
住所変更の手続きをしていなかったりで、謄本に書いてあることが現在の情報とは限りません。
結局、未解決…。
募集してる会社もよくわからない…というので、
最終的には「代理で手続きをしてくれたという方に、お伺いしてみてはどうでしょうか?」
というお話をさせていただき、
ご相談者様にとって、きっちり解決、という感じにはいきませんでした。
結局解決したのでしょうか。
でも、案外電話をきってからよく見てみたらあっさり契約書が見つかったり、確認してないところに管理会社の看板があったり、なんて場合もありますからね。
「不具合がなく、家賃もきちんと支払っていれば特に連絡を取る必要も無い」
というのが普段の管理会社かと思いますが、いつ何があるかわかりません。
賃貸物件に住む以上は、いつでも確認できるようにしておくと良いと思います!
北海道恵庭市の不動産会社
株式会社 不動産の窓口
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