【賃貸物件リフォーム】直そうと思ったら直せなかった…
賃貸物件の退去後、畳の表替えを依頼しようとしたのですが、
建物にはいろんな事情がありますね…畳交換、できませんでした。
畳一枚に、部屋ごと修繕!?
この写真の畳なのですが、普通の畳ではなく、
「薄畳」という、普通の畳と比べて厚さが3分の1くらいのもので、
一枚の単価としては、普通の畳より若干、高い程度のものです。
一般的には、フローリングの上に置いて畳スペースを作ったりする時に使われることが多いかと思います。
畳は、ベースになる「畳床」と、表面の「畳表」、それから「畳縁」で出来ており、
状態が悪くない限りは「床」はそのままに、「表」と「縁」を交換します。
これが所謂「表替え」です。
が、薄畳はこの「床」が大変薄いので、耐久性が低く、表替えに向いていません。
傷んだものを交換するなら、新品にするしかない状況がほとんどだそうです。
表替えができず、新品と交換する…ということであればそれはそれで問題ないのですが、
畳屋さんに見て貰ったところ、
「畳が、床と接着してあるようだ」
というのです。
無理にはがそうとすると、畳も壊れるし、
その下の床の構造用合板(畳やフローリングの下の板です)まで破損する可能性が高く、
そうなると、畳を交換する、では済みません。
全面床貼替の可能性すらあります。
というわけで、今回は畳の交換を諦めることになりました。
畳一枚のために床下の合板まで全面貼替では、ちょっと予算としても厳しいものがあります。
幸いとへこんで跡がついているものの、部屋に使用するに支障はないので、
将来、畳が使用に耐えなくなったら、その時にまたリフォームについては考えましょうということになりました。
どうして薄畳にしたのか、どうして接着してあるのかについてはオーナーさんもわからないということだったのですが、
施工が楽だったのでしょうかね…おそらく。
色々な物件があるので、いざ直そうとしたら構造上思わぬ金額が…ということも不動産管理していると遭遇するものです。
今回も勉強になりました…。
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