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2020年03月06日
不動産の窓口ブログ

【賃貸管理】子どもの入居を認めたといっても、騒音を認めたわけじゃない!

騒音問題、原因は色々ありますが、

小さなお子さんの遊び回る足音や声、といったものはなかなか改善も難しいものです。

中には、こんなお話も・・・。

「大家さんが子どもの騒音を許可したってことでしょ!」って、そんなことある?

小さな子どものいるご家庭の方が、賃貸アパートのお部屋を申込み、

審査も通って契約になりました。

 

しかし、朝早くから夜中まで、子どもの足音、泣き声、親が子どもを叱る声が聞こえてきて、

周囲のお部屋の方は騒音に対するクレームを入れました。

管理会社からも騒音を抑えるようにと通知や連絡が行われましたが、

そこで、該当のお部屋の方はこう主張したわけです。

 

「小さな子どもがいることを申告して申し込んでいるんだから、それで審査が通ったってことは、オーナーさん・管理会社が子どもの存在を許してるってことでしょう?」

「子どもがいる申込みの審査を通したのに、子どものたてる音に文句を言われる筋合いはない!」

 

この意見は果たして妥当なものでしょうか?

「子どもOKで審査に通った」は迷惑行為の免罪符にはなりません!

小さなお子さんのいる家庭と、そうではない家庭が混ざって暮らしている集合住宅というのはたくさんあると思いますが、

多少の違いはあるにせよ、契約書の内容というのは子供の有無で大きく変わるものではないのが一般的だと思います。

そして相当に古い書式でなければどの契約書にも、

周囲に迷惑をかける行為は禁止事項として書いてあることでしょう。

 

大前提として全ての入居者は、周囲に迷惑をかけないようにしなければならない」ので、

子どもありで審査に通ったからといって、子どもの行う迷惑行為を認めているではありません。

 

「子どもありで審査に通った」ことが、許容したことになるのであれば、

大家さんは、「最初から子どもがいた状態で入った入居者」と、
「夫婦で入居して入居中に子どもが生まれた入居者」とで、対応を変えなければならないでしょう。

同じアパートに住んでいるのに後者にだけ厳しくあたるなんて、おかしな話です。そんなことは通常起こりません。

 

子どもというのは当然泣いたりするものですから、少しの泣き声も足音も許さない!

というのであればそれは確かに、周囲の入居者さんにも、子育てについて理解を求め、なだめることも必要でしょう。

 

しかし、大家さんや管理会社は、

子どもと一緒に住むことを認めたのであって、迷惑行為や賃貸物件への損害を許可したわけではありません。

 

こんなことを言われても、うろたえずに記録をつけて、

時間はかかりますが、明渡し訴訟も検討に入れて対応を進めていきましょう。

こちらもご参照ください ↓

子どもの騒音に苦しんでいるのは、親御さんも一緒。

子どものいる入居者の審査をOKした時点で、大概の大家さんはある程度の騒音などが起こりうることは、もちろんわかってはいるかと思います。

 

しかし、子どものいる入居希望者を、全部断るなんてわけにはいきません。

周囲が単身の方ばかりの部屋は断ったり、2階以上の部屋は断ったりと少しでもトラブルを避けるようにしながら、

音を出さなくさせることは無理でも、極力周囲の迷惑にならないよう配慮・努力をしてくれると信じて、部屋を貸していることでしょう。

 

それでもやはり、親の力では子どもの行動をどうしても止められないことは多々あります。

室内で走り回る子どもを1時間もかけて叱ったとしても、次の日にはまた元気に走り回っているものですよね。

子育て世帯の周囲のお部屋が、子育てに理解がなく騒音に対して過敏なケースもあります。

防音マットや防音カーテンなんかもありますが、世帯によっては購入する余裕がないこともあるでしょう。

周囲に迷惑になることを気に病み過ぎて、ストレスから子ども虐待に繋がる・・・なんてことも考えられます。

 

 

「子どもを許可したんだから騒音も許可してるんでしょ!!」

なんてことを言われたら腹が立ってしまいますが、

もちろん、多くの人はそんなことは思っていませんし、

子どもが出す騒音に悩んでいるのは、周囲に迷惑をかけてしまうことを心苦しく思う親御さんもです。

「周囲に迷惑をかける入居者」と敵視するのではなく、

防音マットの代金を一部負担してあげるくらいであれば、長く住んでくれるなら簡単に元もとれるのではないかと思います。

物件管理者・オーナーとして、少しでも助けてあげられるといいですね・・・。

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