恵庭市と「砲撃音」
恵庭市には、自衛隊の演習場があり、
特に「北海道大演習場(島松地区)」は大規模な射撃演習なども行われるので、恵庭市と砲撃音は切り離せない存在です。
演習場の訓練予定はホームページで確認できます。
恵庭市には、千歳市、恵庭市、北広島市、札幌市にまたがる広大な演習場「北海道大演習場」があります。
あまり詳しくはないのですが、明治34年頃から、島松地区の演習場はあったようです。
恵庭周辺の開拓自体が明治初頭にはじまったくらいで、まだ恵庭が恵庭村という集落になる(明治39年)より前からあることになります。
現在も戦車や迫撃砲などの大きな訓練が行われる演習場で、
訓練の予定は、恵庭市・千歳市・北広島市・札幌市といった周辺自治体のホームページや、
陸上自衛隊北部方面隊のホームページの「北海道大演習場島松地区射撃予定」のページで確認可能です。
このほか、広報などでも簡易な日程などがお知らせされます。
砲撃音の状況と、対策について知ろう
砲撃音の騒音については、恵庭市内だと「柏陽会館」と「恵庭市牧場」で計測されて、情報が公開されています。
また、
北柏木町、柏木町、幸町、大町、文京町 の全域と、
西島松、美咲野、牧場、白樺町、盤尻、島松沢 の一部が、
砲撃音に対する住宅防音区域等の指定がされており、
申込みや色々な手続きが必要ですが、対象の地域、対象の築年の建物は、
防音工事を行う場合の費用を負担してくれます。
恵庭市外の方から「恵庭に引っ越す予定なんだけれど、どのくらいの騒音がするの?」というお問い合わせを頂いたことがあるのですが、
これは地域差もあれば、家の構造の違いもありますし、個人的な感じ方の違いも大きいので、説明は難しいですね。
やっている演習によっても結構な差があります。天気などによっても音の響き方が変わるみたいです。
これは慣れもあるかもしれませんが、個人的な経験則としては、
気になるほど大きな音がする(体に感じるほど揺れがある、防音サッシの窓がビリビリ震える)のは演習が行われる予定が10日間あったとしたらそのうちの1~2日くらいのように思います。
といっても、私は幼少期から恵庭にいる身なので、朝から鳴っていてもあまり気がつかず、
周囲に言われて「そういえばこれ砲撃音か」となることも多いくらいなので、あまり参考にはならないかもしれません。
爆破訓練?などがあるとさすがに「今日は揺れるなあ」くらいは思いますが、そのレベルの音や振動は長くは続かないですね。
実はすごいところに住んでいるのかも…?
以前、テレビで大演習場島松地区で行われた戦車の競技会の様子が映されており、恵庭市にある北恵庭駐屯地の方々も出ていました。
また、NHKの番組で密着した、アメリカとの共同訓練に行った部隊も北恵庭駐屯地の第7師団第72戦車連隊の方々でした。
近所にあるのであまり普段は意識していないのですが、
こうしてテレビなどで外側から見ると、かなり凄い存在が近くにあるのだなあと思います。
普段はトラック等の自衛隊車輌が走って行くのを見かけるくらいなんですが、
大きな震災のときなどは、道道46号線に「災害支援」の垂れ幕のようなものをつけた車輌や、
普段はあまり公道では見ない…多分、大人数の調理が行える「野外炊具」の車輌などが走っていくのが見られ、災害救助・支援をありがたく思ったものです。
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