原野商法?相続した土地に関するご相談が増えています。
おかげさまで不動産に関するご相談をいただくことも増えてきた弊社ですが、
最近は「相続したけれど価値があるのかよくわからない土地」に関するご相談が増えてきました。
「周りになにもない土地」を相続する・したけれど、どうしたらいいの?というご相談
4~5月は各地で固定資産税の通知が届く時期のため、
それ以降の時期に土地を売りたい、土地をどうしたらいいか相談に乗って欲しい、
というようなお問い合わせが増えるのですが、
今年は何件がご連絡を頂いている中で、
「親から相続した・相続する予定の土地が、周りになにもない地域みたいで、こういうのってどうしたらいいんでしょうか?」
というようなお問い合わせが多いように思われます。
原野商法だったのかも…?購入した理由も不明の僻地の土地たち
「原野商法」というのは、価値の無い土地を「開発計画がある」などと騙して売りつける悪徳商法です。
ご相談いただいた土地は、大概は先祖代々所有している…というわけではなく、「祖父母や親が何十年か前に購入した」ということが多く、
(北海道自体が先祖代々土地を所有してる人が多くない土地柄ではあるのですが)
当時になんらかの「土地を買うメリット」みたいなものの情報があって、購入したと思われますが、
建物も建てられない市街化調整区域で、道路とも接していないような土地のことが多いです。
原野商法、と呼ばれるようなものだったかはわかりません。
しかし、活用されることもなく、現地に辿りつくのも難しいような土地ばかりです。
固定資産税も全然発生しておらず、
所有していても特に負担はないけれど、かといって放置しておくのも…という方や、
購入した祖父母から孫である相談者に至るまでに、相続で権利が5~6人になっていて、
「このまま放置してたらまずいんじゃ…」という方もいらっしゃいました。
まだまだ氷山の一角
弊社は「この不動産どうしたらいいですか?」に対して、
資料を集め、
辿りつけるような場所であれば現地の調査に向かったりして、
どういった状況の土地であるかのご報告などをさせていただき、
「土地を所有し続けるメリット・デメリット」
「売却する場合どのくらいの価値があるのか」
「手放したいが、価値がなくて売れない場合にとれる対応」
などについてご助言させていただきます。
実際にご相談を受けて解決した事例はこちら ↓
上記記事のような実績もあり、ご相談いただくことも増えてきたのかなと思います。
しかし、ご相談者様がお困りということは、おそらくその隣接した土地の所有者の方も、なにも出来ずに放置している…という可能性が高く、
こうしてご相談いただけてる方は、ほんの一部なのだなと感じている次第です。
「相談したけれど断られた」経験があると二軒目、三軒目、次へ行こう!と気力を保っていられる人はそう多くはありませんし、
恵庭市などよりよほど多くの不動産業者があるはずの札幌市の土地をお持ちの方が、恵庭市までご相談にいらっしゃるというのは、
この「どうしたらいいかわからない土地」の相談にのる窓口が、まだまだ少ないということなのでしょう。
弊社が調べて提案したことが、その方にとっての良い方法になるとは必ずしも限らないですし、
わたくしどもとしても出来ることには限りがありますが、
少しずつ、解決に繋がればと思っております。
関連した記事を読む
- 2024/11/21
- 2024/11/18
- 2024/11/13
- 2024/11/07