札幌市西区平和 山の中の原野(山林)をお引取り(譲り受け)させていただきました。
多くの不動産会社に相談をしたけれど、売ることもできず、誰も引き取ってもくれない原野。
最終的に弊社にご相談をいただき、弊社でお引き取りさせていただきました…が、
ご相談中は、「どうしてこんな土地を貰ってくれるのか?」と不審もあったようです。
問題が解決し、安堵のお言葉をいただきました
お客様からこのようなメールをいただきました。
みなさん、やはり不安なんでしょうね。このような不安の解消こそ今後の課題です。
大場さんへ
今回は、メールでの相談から土地売買まで色々と相談にのっていただきありがとうございました。母も土地問題がスッキリし、安心しています。
私も最初はこんな世の中なので、悪い様にされないか…詐欺に合うのではないか…と不安でしたが…(笑)
結果、大場さんに相談して良かったです。
また何かありましたら宜しくお願い致します。
この度は本当にありがとうございました。
●● ●●
多くの不動産会社に見放されてしまった原野
はじまりは札幌市西区平和にある調整区域の原野の査定依頼でした。
複数の会社に査定を依頼したところ、返事のないところ、返事があってもあまり相手にされないところばかりとのことでした。
売れない、引き取れない、査定はゼロ。
会社によっては、査定すらしてくれないところもあったとのことでした。
私は査定のご依頼がきて、いつもどおりに、いつものやり方で対応させていただいただけです。
公的な書類を取り、権利の状況や物件の状況を把握
現地の確認(この土地には物理的に行くことができませんでしたが…)
お客様からのヒアリング
結果
仲介での媒介はできません
買取査定もつきません
なぜならば、原野商法のような当時に購入された土地は、図面こそ道もあり、区画もくっきりと分かれておりますが、
現状はたどり着くことができない山の中の土地となります。
この土地が原野商法かどうかは別ですが、このような手法によって数多く売られた土地の一つであることは確かです。
仮に、値がついたとしても、
「測量を入れる」「売れた場合の仲介手数料」「その他の諸費用」
などを引いたとき、赤字になるのが明らかだからです。
と、お答えさせていただきました。
そして、今後どうするかについて、2つの方法をご提案させていただきました。
なぜ、不動産の窓口が「負動産」を引き受けるのか
① このまま持ち続ける。
② 土地を当社が譲り受ける。
前者については、価値のないものを、または多少価値があったとしても、
使い道のない不動産を残しても相続が面倒くさくなり、
お母様も、そしてご子息も、生前に処分したいという強いご意志がありましたのでお断りされました。
後者については、他の会社の対応などから、
「負動産」であることは実感しており、むしろ譲受してくれるのなら非常にありがたいとのことでした。
問題は当社が引き受けるにあたり、どれくらいのお金がかかるのかということでした。
不動産の窓口の不動産(負動産)のお引き取りには費用はいただきません。(2023.7.31現在)
(但し、住所変更が必要な場合や必要書類の取得はご負担していただいております。
具体的には、印鑑証書の取得とかでしょうか)
このご相談は、所有者の娘さんからきました。
所有者であるお母様は道北在住、娘さんは神奈川県、あとお兄様も北海道外にいるとのことでした。
冒頭のメールは、全てのお取引が終了したのちにいただいたものですが、取引の段階では、ご兄妹ともに疑問と不安が残るわけです。
なぜ、価値もなく、お金にもならないどころか、事実上、逆に負担しなければならない「モノ」をタダ(0円)で引き取ってくれるのか?
これを入口に、高齢の母を騙して、高額な契約などをさせられるのではないか?と。
実際にそう言われました。
私がお答えさせていただいたのは、ご兄妹が言われた「そのモノ」が「不動産」だからです。
「不動産のことなら何でもご相談ください」って言ってる不動産会社は多いですよね。
実際、当社でも言わせていただいております。
当社にご相談のお客様にとって、当社は最後の砦となります。
色々なところに断られ、雑に扱われ、ようやく辿り着くお客様がとても多いです。
同業者から逆に紹介されることも多々あります。
不動産の窓口(恵庭)は、
「不動産のことなら不動産の窓口に何なりとご相談ください」
と言っている以上、また、不動産会社としての責務として、
当社でやれることを最終ご提案まで一緒になって考えさせていただきます。
当社のコンセプトは、「一緒に最適なプランを考えましょう」です。
また、一般の方ではできないことも、不動産会社ならできる可能性が1%でもあるからです。とも答えさせていただきました。
実は、私の大学院の修士論文において、このような過去の「原野商法」的に取得した土地、
いわゆる「負動産」についても研究しその解決方法について触れされていただきました。
視点は不動産会社からみる問題解決となりますので、
当事者からの視点とは若干はことなりますが・・・
多くの負動産を「繋げる」ことで、活用の道が拓けるかもしれません
日本の経営学者である伊丹敬之氏(国際大学学長・一橋大学名誉教授)は、
その著書「経営戦略の論理/ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム」において、
「客が客を呼び、ニーズがニーズを呼ぶ。一つのニーズが顕在化すれば自然と他のニーズもついてくる可能性がある。その可能性を利用すれば、いもづる全体を小さな負担でつかまえられる。」
と述べています。
つまり、原野商法のような土地を取得した人は、一人ではたくさんいます。
(原野商法については後日改めてブログしますね)
(今回の土地が原野商法のよるものかは定かではありませんが、似たような手法によりできた土地であることは間違いありません)
仮に同じ場所に100区画の土地ができたとしたら、100人の方が当時購入されているわけです。
その100人の中には、
全くその存在すらしらない人
資産として大いなる希望を抱いて所有してる人
どうしていいのかわからない人
取り敢えず棚上げしておこうという人
今回のご相談者のように問題意識を持って実際に行動されてる人
など、色々な人(潜在的・顕在的)がいると思います。
当時100区画作られた原野商法による土地には、最終的には今回のご相談者のような方が100人生まれる可能性が高い、いわゆるニーズがあるということですよね。
私はそれを、「点と点を繋げて線に」「線と線を繋げて円(面)に」することができる可能性があるのは、不動産会社しかないと思っております。
なので、すべての土地を無条件にお引き受けすることはできないかもしれませんが、
最後の最後までご検討はさせていただきます。とお答えさせていただいております。
札幌市西区平和の調整区域にある今回の事例のような土地(原野)をお持ちの方で、お悩みがある方は、不動産の窓口(恵庭)までご相談ください。
調整区域にある土地が、すべて査定ゼロというわけではありません。
調整区域の土地であっても坪数万円がつく土地もたくさんあります。
あくまでも原野商法または類似する手法によって区画された土地については、査定がつかない可能性があるということです。
続・西区平和 山の中の山林(原野)をお引取り(譲り受け)させていただきました。
このブログをご覧いただき、新たなご相談をいただき、土地のお引取りをさせたいただきました。
ご相談者様は60代女性、7年以上も悩みを抱えておりました。
不動産会社、区役所、法務局・・・どこに相談に行ってもどうにもならず、解決できない悩みに不安しかなかったとのこと。
そんなとき、このブログを見て、ご相談をいただきました。
ご相談者様から頂いたお手紙です。
大場様
この度は土地売買ありがとうございました。
毎年、固定資産税の納税書が届くたびにどうしたらいいものかと悩んでおりました。
7年程前に法務局へ行き土地を調べ、こんな場所に有るのかと・・・
売れも出来ず、寄付も出来ず、息子に相続しなければならないのかと思っておりました。
ふと、ネットで検索した際、貴社の「西区平和の原野」に目が止まり読ませて頂きました。
正直、内心不安ではありましたが、これもご縁、この機を逃すとずっと悩み続けると思い連絡をさせて頂きました。
今は長年の心の負担が取れ、ホッとしています。
このご縁に感謝し、又何かありましたら連絡させて頂きます。
本当にお世話になりました、ありがとうございます。
暑くなって来ましたので、お体ご自愛下さい。
〇〇
不動産の窓口は「お客様の不の解消」「負動産のお悩みを解決」します。
前回のお手紙でも今回のお手紙でも、不動産会社への「相談」って、不安とためらいがあるみたいですね。
その不安よりも「悩みを解消したい」という思いからご相談されております。
当社、不動産の窓口の企業理念は「お客様の不の解消」です。
この「不」には、「不安」という意味合いと、「不動産」という意味合いが含まれております。
「この不動産どうしたらいいの・・・」を解決します。が当社のキャッチフレーズです。
「お気軽にご相談ください」と言われてもなかなか簡単に相談ってしづらいですよね。
そのうえで「不動産の悩み」は「不動産の窓口」に「お気軽ご相談」ください。
ご相談者皆様が「もっと早く相談すれば良かった」とお礼の言葉を頂戴しております。
ご相談していただく、その最初の一歩を踏み出していただくためにも、事例や情報の発信に努めて参ります。
この家いくらするの?
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北海道恵庭市 (株)不動産の窓口
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