空き家、空き部屋の不審な利用を見かけたら警察に相談を!
昨今、空き家や空き部屋が不正な取引に利用されるケースが相次ぎ、
警察や不動産業界では警戒を強めています。
空き家・空き部屋が犯罪に利用されています!
オレオレ詐欺などの「特殊詐欺」、
それから違法な薬物などの取引に、空き家や空き部屋が利用されているようです。
空室に侵入して、入居者のフリをして荷物を受け渡すなどをするほか、
アパートの集合ポストは室内に入らなくても簡易な鍵を壊すだけで使用できてしまいますし、
昨今は「置き配」などを利用して、届け先の住所の玄関前に配達物を置くことも可能になりましたので、
住所だけわかれば室内に入れなくても、配達物を受け取るために利用することができてしまいます。
これを利用して、お金のやりとりをしたり、違法な薬物、物品などをやりとりするケースが増え、
警察は警戒を強めています。
怪しいと思ったら、管理者や警察にご相談ください
不動産屋は人の住むところの取引や管理に携わることから、
警察にこうした警戒の依頼をされることも多い立場なのですが、
24時間ずっと、賃貸住宅の監視体制が整っているところは多くありません。
ましてや、空き家などは誰も管理していないところがほとんどです。
近所の空き家や、同じアパート・マンションの空き部屋のはずのところに、
・空き家、空き部屋のはずなのに置き配の荷物がよく届いている
・住んでいるわけではなさそうなのに人が出入りして宅配などが来ている
などの様子が見受けられましたら、
警察や建物の管理者・オーナーなどにご相談してみてください!
所有者や借りている人が、物置や、日中だけ仕事場などに使用している…というケースもよくあるので、
かならずしも犯罪行為に利用されているとは限りません。
そういったことも考えると、ためらう方も多いと思いますが、
まずは管理者に相談してもらえれば、そちらで詳しく確認、対応してくれるはずです。
管理者がいない、所有者がわからないなどの場合は、
警察の相談専用電話 #9110 などを利用しましょう。
110番通報とは違うので、「犯罪かどうかはわからないけど…」という状態でも大丈夫です。
空き家所有者・賃貸オーナーも犯罪利用に警戒を!
賃貸住宅などのオーナーの方も、
こういった事件がある、ということを知っていただき、
巡回をされる際に目を配ったり、
入居者からご相談を受けた場合は、警察に相談するなどのご対応をお願いします。
空き家所有者の方は、遠方に住んでいる場合気がつかないうちに犯罪に利用されている可能性もあります。
定期的に現地を確認したり、空家管理の業者をつけるなどの対策を行いましょう。
地域の安全のためにもご協力お願いします。
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