2024年の恵庭市の空き家対策状況
2024年6月に、「第2次恵庭市空家等対策計画」が策定され、恵庭市ホームページでも確認できます。
第2次恵庭市空家等対策計画の概要
全国的に空き家が問題となっており、国でも所有者不明土地などと共に対策を進めているわけですが、
北海道恵庭市でも、このたび「第2次恵庭市空家等対策計画」が策定されたようです。
恵庭市の空き家の現状などについても書かれているので、ぜひ皆様に目を通していただければなと思うのですが、
大まかには、
・恵庭市の空家等率は平成30年度で12.12% 全道や全国に比較すれば多少低いものの、
人口自体の減少が見込まれるため、今後増えていくと考えられている。
・多くが築30年以上で、老朽化が進んでいる。
・アンケート回答者の範囲では、何もせずともすぐに活用できる状態は少数派で、
リフォームが必要であったり、あるいは活用は困難とする回答が多い。
・「解体費用がかかる」「荷物の処分」「リフォーム」等、今後何かしたくても、
手間やお金がかかる部分について困っている人が多い。
といったところが個人的には目を引いた部分でしょうか。
恵庭市としては現状把握、空き家所有者への働きかけ、相談窓口の開設、情報の提供などを行い、
関係団体などと連携して空き家の活用を進め、空き家の発生を抑えていく方針です。
また、倒壊の危険があるような空き家の除去に助成金を出せないか検討する、とのことで今後にも注目ですね。
他人ごとと思わずに
空き家と関わることの多い不動産屋としても、恵庭市が今後空き家対策をどうしていくかは注目です。
弊社も「不動産流通サポート事業」の登録事業者になるなど、
恵庭市の活動に協力していきたいと考えています。
とはいえ、まずは空き家所有者のみならず、市民の皆さんが問題を認識し、
「こういった対策がされている」「相談先がある」ということを知っていただく事が第一ですので、
自分には関係ないと思わず、頭の片隅にでも置いていただけると幸いです。
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