胆振東部地震から半年、大震災から8年。【恵庭の不動産会社スタッフブログ】
9月の北海道胆振東部地震から半年、東日本大震災から8年、ということで、テレビ・新聞などでも災害の特集などが多く組まれています。
胆振東部地震当日からの数日間
2018年9月6日、恵庭市。
北海道のこの地域ではあまりない大きな揺れでした。
地震は深夜でしたので、朝に一応は皆出勤したものの、停電状態。
台風被害の心配などもあり管理物件の見回りを行いたいという話ではあったのですが、
信号もついていない道路状況でスタッフに市内を回らせるのは二次災害の危険があり、電話も停電で使えない状態。安全をとり休業となりました。
長いブラックアウト。
テレビでは色々な報道がされていたようなのですが、私の家ではワンセグチューナー付きのスマートフォンなどもなかったため、情報は電池式の携帯ラジオ頼り。
順番に読み上げられる地域情報はいつ自分の地域が来るのかわからず、情報収集にはなにかと苦労しました。
ようやく電気が復旧し、すぐにスタッフ総出で管理アパート・管理戸建の見回りを行いました。
その日一日は被害状況の把握に努め、数日の間は台風も含めた災害対応に追われた形でした。
衣食住の住を担う不動産業。
恵庭市は幸いと地震では住居が住めなくなるような被害まではなかったようで安堵しましたが、
果たして、「家が完全に崩れてしまった」なんていうことになった場合、アパート・賃貸戸建の管理会社としてなにが出来るのかと考えてしまいます。
震災と、間取り。
胆振東部地震の振り返りをしているニュースを見ておりましたら、
自衛隊が行方不明者の捜索をするにあたり、
「倒壊した家の間取りや寝室の位置の情報を、地域の人々が把握していることが捜索の助けになった」
とコメントしているのを見ました。
間取りの情報であれば我々管理会社も把握していますが、複数の部屋がある場合、どの部屋を寝室にしているか、といった情報までは当然把握していません。
(設備点検などでお部屋にあがらせて頂いて偶然に知った、ということはありますが)
センシティブな個人情報ですので、あまり不動産会社が知っているべきものでもないと思います。
防犯などの観点からも、簡単に教えていいものでもないでしょう。
ただ、人の多い地域になればなるほど、こういった情報は周囲に共有されなくなり、助けが少しだけ、遅くなってしまう。
信頼できる人に自分の家の間取りや寝室の位置を伝えておくことが、ひょっとすると将来自分の命を救う事になるのかもしれません。
やはり大きな災害時は、周囲との繋がりが大事だと感じたニュースでした。
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